魅力あるまちづくりに功績のあった個人または団体に贈られる「まちづくり月間国土交通大臣表彰」の受賞者がこのほど発表され、大口通商店街協同組合(荒川実理事長)=神奈川区=の大口街づくり委員会が選ばれた。同委員会は、商店街らしさを守り育てるルールづくりなどが評価されての受賞となった。
国交省は6月を「まちづくり月間」と定めている。住民の積極的な参画のもと、創意工夫を活かしたまちづくりを推進しようと1983年度から毎年、まちづくり功労者表彰を実施。今回は、大口通商店街のほか全国から28件が選ばれ、あす15日、すまい・るホール=東京都文京区=で授賞式が行われる。
同商店街は2006年から毎月勉強会を重ね、商店街らしさを守り育てるためのルールと手続きを定めた「大口通地区まちづくり協定」を作成。この協定は2008年1月に市の認定を受けており、現在は「神奈川大口通地区計画」の正式認定を目指している。
今回の受賞は、マンションの1階部分を昼型の健全な店舗にするなどの制限を定めた地区計画と、地区計画で定めることのできないソフトなルールを定めたまちづくり協定を併せて活用することで、商店街の賑わいづくりに貢献していることが評価された。荒川理事長は「マンションの乱開発を防ごうと始めた取り組み。これからも商店街のにぎわいを保ち、地域に愛され、親しまれる街づくりに力を入れていきたい」と話している。
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