昭和40年代、東京湾の埋め立てにより公害問題が発生。子安浜の漁師たちは保証金と引き換えに漁業権を放棄した―。
神奈川区民ミュージカル『新京浜浦島伝説―民話のある井戸と運河の多い町にて』が8月4・5日の両日、神奈川公会堂で上演され、3回の公演に約600人の来場があった。
今回の題材は、漁業権のいらないアナゴ漁で復活した漁師町。対立した漁師町(浜)と商店街(岡)の子どもたちが、「アナゴ弁当」を一緒に作ることで互いの溝を埋めていく物語を、公募で集まった小学1年生から68歳までの27人が演じた。
同ミュージカルは、地域の演劇をとおして演劇教育による「人づくり」と演劇表現による「まちづくり」の推進を目的に毎年開催されている。出演した子どもたちは、事前に子安浜を訪れ、「アナゴ開き」を見学。「足洗井戸」「竜頭の松」ら浦島伝説の地などを巡るフィールドワークなども行い、本番に臨んだ。
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