硬式テニス全国大会 六角橋中・高橋君が連覇 メンタル強化で偉業達成
8月22日から25日まで東京・有明テニスの森公園で行われた「第39回全国中学生テニス選手権大会」で、六角橋中学校の高橋悠介君(3年)が、男子シングルスで優勝を掴み取った。2年生だった昨年の同大会で初優勝しており、今大会で連覇を果たした。改めて試合を振り返ると共に今後の抱負を聞いた。
初戦から順当に勝ち進み、危なげなく決勝へ駒を進めた。しかし、決勝の相手は同大会前に出場した大会で惜しくも敗戦した相手。「一度負けている相手。緊張して十分に睡眠もとれず、朝食もあまり喉を通らなかった」というくらい、プレッシャーに押し潰されそうになっていたという。それでも試合では負けた悔しさを一球一球に込め、見事リベンジ。同大会連覇を果たした。念願の連覇に「とにかくホッとした。一球一球全力で、自分を信じて臨んだことが勝ちにつながった」と安堵した様子。昨年は、3年生もいたため勝てる確信がなかったようだが、「今年は『どうにかして勝とう』と勝ちにこだわって臨めたことが一年で成長した点」と振り返っていた。
高橋君は実業団でプレーしていた父親の影響で、3歳からテニスを始めた。地元のテニススクールでは、小学1年生にしてジュニアのトップクラスに昇進。現在は藤沢市内のクラブに週6日、約1時間かけて通っている。元プロテニスプレーヤー松岡修造氏の「修造チャレンジ」への参加でメンタル面の強化に成功した高橋君。自身の強さを「今辛くてもいつか良いことがあると信じて妥協しない」と分析する。昨夏の欧州遠征でコツを掴んだバックハンドが武器。「近い目標は来週以降のジャパンオープンとスーパージュニアで優勝すること。将来はグランドスラムを達成したい」と目標を定めている。
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