浜建協と土木事務所 災害想定し道路を点検 緊急輸送路など見て回る
市と防災協定を結んでいる(社)横浜建設業協会神奈川区会が、神奈川土木事務所と11月1日、災害時を想定して区内にある震災時緊急輸送道路の点検を行った。
神奈川区は他区に先立ち、2007年から3年かけて緊急時に使用する道具を置いた資材置き場を、歩道橋の下や中央分離帯など30カ所(現在は29カ所)に設置。当日は、同区会と土木事務所の職員約20人が班ごとに分かれ、緊急輸送道路と資材置き場の状況を見て回った。
資材置き場に課題も
点検後、土木事務所で結果報告と検討会を行い、それぞれが現地で撮った写真を見ながら情報を共有した。資材置き場の点検は、今回が設置後初めてだったこともあり、「鍵が錆びてしまい開かなかった」「雑草が生い茂って入れない」「資材を覆うブルーシートが破けている」などの課題が明らかになった。
今後の対策に関して、神奈川土木事務所の島田健治所長は「鍵が錆びたり、ブルーシートが破れたことによる中身の劣化に対しては点検をしていきたい。資材置き場の近くで作業があるときには、合わせて土のうの中身の入れ替えをすることもできる」とし、同区会の保泉次雄会長は「災害時にはパトロールや人命救助など、速やかに対応していきたい」と話している。
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