市立幸ヶ谷小学校(小正和彦校長・児童数562人)で1月17日、百人一首集会が開催された。「かるた永世クイーン」の渡辺令恵さん=神奈川トヨタ所属=が社会貢献の一環で同校を訪れ、模範試合を披露した。
同校では、百人一首を通じて日本の伝統文化に親しむことを目的に、5年前から全学年で「競技かるた」の授業を取り入れている。日ごろの学習の成果を発揮する場として実施されている年2回の集会では、各学年ごとのトーナメント戦や他学年との交流試合を行っている。
当日は、体育館で集会が行われた。その後、イングリッシュルームに場所を移し、渡辺さんと競技かるた5段の柳下勇作教諭が模範試合を行い、集まった4年生らに名人芸を披露した。小学校で使用するのは「五色かるた」と呼ばれる20枚の簡易なものだが、模範試合の最中に、下の句を詠み上げる児童の姿も見られた。
小正校長は「百人一首を通じて日本語の美しさを知ってもらいたい。世代を超えて楽しめるので、自ら率先して学ぶ動機づけになっているようだ」と学習の成果を話している。
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