ポイ捨てや放置自転車の一掃をめざすイベントが13日、区内各地で一斉に行われた。これは、神奈川区連合町内会自治会連絡協議会(伊東満会長)と神奈川区役所(川名薫区長)、資源循環局神奈川事務所(渡辺武志所長)が共催する一大イベントで、区内の様々な企業や学校が参加した。
「マナー違反一掃作戦」と名付けられたこのイベントは、区内のポイ捨てや放置自転車、違法駐車などのマナー違反を一掃することを目的とし、毎年行われている。年々、協力団体が増え続けており、今回は約2千300人がごみ拾いや放置自転車の撤去、違法駐車の取り締まりを行った。この日回収したごみは、計970kg、放置自転車が21台、違法駐車は12台だった。
区内の企業や学校を出発した参加者らは、ごみを拾いながらメーン拠点であるイオン東神奈川店と新子安オルトヨコハマを目指した。時折雨が降るあいにくの天候の中、真剣にごみを拾う参加者。到着する頃には、ごみ袋がいっぱいになっている人が多く見られた。メーン拠点以外の地域でもごみ拾いが行われ、区が一体となってマナー向上を目指す一日となった。
活動の認知度も上がり、新たに参加を申し出る企業も増えるなど成果も出てきている同イベント。区地域振興課資源化推進担当係長の河本辰也さんは、まだ拠点がない地域があることなどを課題に挙げた上で、「参加者の意識は向上してきている。小学校などと調整し、子どもたちの参加を促すなどもっと参加者の輪を広げていきたい」と今後に向けて意欲を見せている。
川名薫区長は、「年々ごみが減っているように感じる。まずは、自分たちの暮らす地域でこういうことが行われていると知ってもらいたい」と話した。
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