ソフト開発(株)ユードー 「心の相談窓口」を開設 ネット電話・スカイプで
スマートフォンアプリやソフト開発などを手がける(株)ユードー(南雲玲生社長)=鶴屋町=がこのほど、無料のインターネット電話「スカイプ」を活用したオンラインのメンタルカウンセリングサービス「menta」をスタートさせた。
「自宅にいながらカウンセリングが受けられる」というこのサービス。利用者登録をすれば、臨床心理士や精神保健福祉士など、資格を持った15人の登録カウンセラーから自由に選んで、心の悩みや周りに相談しにくいことなどを気軽に話すことができる。家事などで自宅から離れられない人にも有効だ。
開発のきっかけは「社長の経験」
南雲社長(39)は、30代になってから発達障害やアスペルガー症候群の疑いがあると医師に告げられた。「今まで気づかなかったことが気づくようになり大変な思いもしているが、周りのことが円滑に進むようになった部分もある」。そこで同氏は自身の経験をもとに、自分の悩みを気軽に相談できる入口を作ろうと、mentaを考案した。
「自分が病気であることを認めたくない人もいるし、治すことが必ずしも良いとは言えない。自然と受け入れられる、誰かに話せる世の中にしたい」と話す。さらに、このサービスはカウンセラーという職業の非正規雇用や平均年収の低さにも着目。カウンセラーがそれぞれ利用料金を設定できる。利用者はそれらを判断材料に1ポイント10円のポイントをサイト上で購入し、利用する。カウンセリングは1コマ25分、複数コマ予約するなども可能だ。初回無料のカウンセラーも複数登録している。南雲社長は「今後は行政や地元の病院などとの連携もしていきたい。一人でも多く、相談相手を作ってあげられれば」と区内からの発信も模索している。
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