第95回全国かるた競技横浜大会が1月26日、神奈川トヨタ(大塚輝一社長)=栄町=で行われ、有段者から初心者までの老若男女が各カテゴリーで対戦した。今大会は地元企業45社が協賛するなど、地域密着の大会となった。
競技かるたは、滋賀県大津市近江神宮での「名人戦・クイーン戦」を頂点に、年間約60回の全国大会を実施している。全国には100を超す同好会があり、日々練習や普及活動に励んでいる。同大会を主管する横浜隼会がその筆頭だ。
約300畳が敷き詰められた会場には、全国各地から4年連続で過去最多となる617人が集まった。競技者は一対一で向き合い、張りつめた静寂の中で和歌に集中。詠み手が声を発した瞬間、目にも止まらぬスピードで札を払う。この静と動の対比が「競技かるた」の醍醐味だ。1試合にかかる時間は約1時間半。今大会はトーナメント形式で7回戦まで進められ、決勝戦はすっかり夜。細井將史さん(東京大学かるた会)がA級で優勝した。横浜隼会の真木保臣(六段)は「瞬発力と記憶力に加え、気力・体力の強靭さも不可欠な要素といえます」と話した。
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