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神奈川区版 公開:2014年2月13日 エリアトップへ

まち普請コンテストで認定を受けた松ケ丘自治会の会長を務める 南部 貞治さん 松ケ丘在住 75歳

公開:2014年2月13日

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松ケ丘一のモテ男

 ○…「町の防災拠点づくり」と題した整備提案の実現へ向け、昨年の春から休みなく動いた。「頑張ってきた甲斐があった」と胸をなでおろす。丘の上に位置する町。災害時に自力での避難が難しい要援護者が83人いることも独自の調査で判明したという。一時避難所でもある自治会館の日頃からの活用や、地域の貴重な情報共有を果たす掲示板の整備に着手する。「この整備をきっかけに、となり近所の絆が強まると思う」と力強く答えた。

 ○…宮城県に生まれた。「阿武隈川のはらこ飯がお気に入り」。田んぼで雪だるまを作ったり凧揚げをした記憶がよみがえる。農協に就職、横浜へ。37年前、松見町から松ケ丘に越してきた。転機は9年前。「自治会の理事をやってくれないか」という一本の電話がきっかけで会計職に就いた。自治会館の竣工に向けた用地取得などに駆け回っていた姿を知る住民たちは、次期会長にと署名活動。3年前に会長職を引き受けた。「お年寄りにモテるからね」と照れ臭そうに笑う。

 ○…目標に掲げたのは「防災整備」「自治会館の完成」「会館の利用促進」。2011年、自治会館が完成。今では囲碁や書道、カラオケなどを楽しむ人や、子育てを卒業した地域の女性たちに子どもを預けてママ友談義に花を咲かせる人で賑わう。「7人兄弟の末っ子だから、みんなの力を借りるのが得意なの」と謙遜しつつも、一つひとつコツコツと有言実行。なかなか顔を出さない住民には、自ら出向いて声をかけ、交流を深めている。

 ○…「多忙な一年だったが、同時に幸せな一年だった。周りに支えられ、僕は幸運な会長」と微笑む。それでも妻へのサービスができなかったことは反省。いつもは旅行に出かける仲だという。残された任期はあと1年。集大成は高齢者目線のまちづくりだ。「自治会館で健康講座を開こうと企画中」と、まだまだアイディアが膨らむ。

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