松ケ丘自治会 「まち普請」に認定 防災まちづくりで
横浜市が市民の自主的な街づくり活動を支援する「ヨコハマ市民まち普請事業」の2次コンテストが2月2日に行われ、松ケ丘自治会(南部貞治会長=人物風土記で紹介)が提案した「町の防災拠点づくり」が認定された。
市は、地域の特性を活かした生活環境の整備プランを市民から募集し、2回の公開審査で選出された提案に対して最高500万円の助成金を交付している。今年度は同自治会(80万円)を含む3件が選出された。
掲示板と倉庫を整備
約1200世帯・3000人が暮らす松ケ丘地区。栗田谷中学校が防災拠点に指定されているが、国道1号線を渡らなければならないため、災害時には横断できるかどうかが課題となっていた。そこで「自治会館を一時避難場所にし、必要な防災用品を収納する倉庫を作ろう」と、提案に至った。
整備提案では、収納庫を自治会館2階(高さ190cm・畳約1畳分)と屋根裏(高さ160cm・畳約4畳分)に整備。また、町内の防災マップや子ども110番の家をはじめ、お花見スポットのような場所などがわかるように、会館の外に「情報発信板」、町内各所に「まちなか案内板」を設置してまちづくりを進めるという内容となっている。
日頃から自治会館を親子の遊び場などに活用し、地域総出の防災訓練や要援護者のリストアップなども行っている同自治会。コンテストでプレゼンターを務めた植松満美子さんは「この整備に付随して、ほかにも様々な取り組みを進めていく準備をしています」と意欲を見せている。
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