全国で猛威を振るっているインフルエンザ。横浜市でも第4週(1月23日〜29日)で警報発令基準(1定点医療機関当たり患者報告数30人)を超え、第5週では(1月27日〜2月2日)49・37となった。これは過去の5シーズンと比べて、週別の定点あたりの報告数としては最多。区別で最も多いのは都筑区(84・17)。次いで緑区(79・86)、神奈川区は3番目となっている(68・5)。10歳未満の患者が多く、同時期に市内の小学校でも学級閉鎖が相次いでおり、横浜市健康福祉局では警戒を呼び掛けている(2月10日時点)。
B型がA型上回る
例年、1月下旬から2月にかけて猛威をふるうインフルエンザ。1日〜5日の潜伏期をおいて、鼻水・鼻づまり、喉の痛み・咳・痰・筋肉痛・倦怠感といった症状が現れるという。
インフルエンザにはA型・B型・C型の3種類があり、例年この時期に多いのがA型。A型の流行が過ぎた春ごろにB型が見られることが多いという。症状に大差はないが、今年はB型の患者数が多い傾向が見られる。
迅速キットの結果を見ると、第5週では、A型が47%、B型が52・6%、A・Bともに陽性0・4%と、B型がA型を上回った。
市内の閉鎖施設数は第4週の67件から、第5週128件とほぼ倍増。患者数も3000人に達した。第5週の施設種別では、小学校98件、中学校16件、幼稚園10件、高校3件、その他1件が閉鎖となった。
予防と受診の徹底を
インフルエンザの入院患者数も増加傾向にあり、市健康福祉局健康安全課では「市民の方々には感染予防に努めていただくとともに、罹患した場合には早期に受診するなど、インフルエンザ対策の徹底をお願いします」と呼びかけている。
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