横信に「夢の六角橋」 神大生の卒業制作展示
横浜信用金庫六角橋支店(足木茂之支店長)に現在、神奈川大学の卒業生が制作した六角橋商店街のジオラマが展示されている。
これは、3月に工学部建築学科を卒業した中庭耕太さんの作品。大学時代、何気なく歩いていた仲見世通りに独特な魅力を感じた中庭さんは、卒業研究として六角橋商店街の仲見世通りをより活性化させる設計に挑戦した。
近隣店舗も一つの空間に
一軒一軒の商店に足を運び、陳列方法など店構えに様々な特徴を見つけた中庭さん。その空間を生かし、「ものの記憶」と題して未来の六角橋商店街を設計したジオラマには、実際に活用されていない各商店の2階部分を高齢者施設や絵画教室などに活用し、裏手にあるスーパーの駐車場には自然豊かな広場と幼稚園を作った。
また、仲見世通りからスーパーまではデッキでつながっており、スーパーの壁面には書棚、銀行の屋上には畑と園庭が広がっている。ジオラマの大きさは1m×2m、一カ月弱で制作した。
利用客も興味津々
中庭さんは同商店街で行われているまちづくりルールの勉強会に参加していたこともあり、ジオラマを見た石川清貴会長が「このまま処分するのはもったいない」と足木支店長に打診し、展示が実現したという。「足を止めて眺める利用客も多い。若い世代の方々にもぜひ見てもらいたい」と足木支店長。現時点では半年ほど展示する予定。
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