東横フラワー緑道を活用したイベント「反町駅前フェスタ」の実行委員長を務める 斉藤 隆さん 二ツ谷町在住 56歳
一隅(たんまち)を照らす仕掛け人
○…11月22日、東横線反町駅の上を通る東横フラワー緑道を会場に「反町駅前フェスタ」が開催される。10月25日にはプレイベントが行われ、多くの地域住民らで賑わった。「いつもと違う緑道を見て、小さい子が目を輝かせている姿を見たよ」と笑みがこぼれる。11月の企画内容はまだまとまっていないが、「トンネルの中でワインバーを作ったり、商店街の各店舗が参加できるような企画を考えたい」と意気込む。
○…反町駅前通り商店街でクリーニング店を営む。これまで目玉イベントがなかった同商店街。「緑道を活用して何かできないか」と考えを巡らせていたとき、国の商店街活性化の補助金事業を知り、歯車が動き出した。さっそく「反町周辺と商店街の活性化」を目指して地元町内会とタッグを組み、行政に緑道の活用実現を打診。プレイベント開催を目前に了解が得られた。「初めてにしてはうまくいった」とほっとした表情を見せる。
○…実家の二ツ谷町に今も住む。緑道が整備される前、東横線が地上を走っていた少年時代。町内会では、野球チームで白球を追いかけ、みんなでキャンプにも出かけた。そんな思い出が「大人になったら子どもたちに思い出を作りたい」という地元愛を育んだ。自身の母校である、二ツ谷小と栗田谷中で「おやじの会」を立ち上げたり、町内の子どもたち向けイベントも企画した。モットーは最澄が残した『一隅を照らす』。「この町で光を照らす人間になれれば」と話す。
○…中学1年のとき柔道で市3位、高校生では異例となる剣道三段に合格、大学ヨット部では葉山で一年中練習に明け暮れるなどスポーツ万能。「休みができたら、娘をスキーに連れて行ってあげたい」と目じりを下げる。緑道を活用した地域と商店街の活性化。トンネルの向こう、鶴屋町では再開発が進む。「目指すは、同じ各駅停車駅である『第二の代官山』です」
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