音響機器などを開発・製造しているJVCケンウッド(辻孝夫代表取締役社長)=守屋町=は12月4日、横浜市立子安小学校(宮生和郎校長)の5年1組34人の児童を招き「ものづくり現場体験」を行った。
同社は8月、横浜市と「地域活性化に関する包括連携協定」を締結。そのうち教育面の取り組みとして、地元の子安小5年生を対象に実施した。当日は、様々な場で活躍する同社製品やものづくりの現場を紹介した。
技術を披露
同社が開発した現在世界に10台しかないデジタル地球儀「触れる地球」の紹介では、陸と海の上で雨雲が動く姿を見た児童たちが「見て、台風ができているよ」と興味津々。海流や偏西風、大陸移動についての”生きた地球儀”を使った授業に終始釘づけだった。
また、工場見学ではカーオーディオ機器の部品を製造するクリーンルームを紹介した。児童たちも社員とおそろいの防塵服を身にまとい、エアシャワーを浴びて現場に潜入。ロボットが次々と部品を組み立てる姿や、人にしかできない細かな作業を黙々とこなす社員の仕事ぶりを目の当たりにし、真剣な表情で眺めていた。参加した児童は「機械のいいところと人のいいところを生かして作っているのがすごい」「今どんな新しいことに挑戦しているのかを知りたい」と、ものづくりへの関心を深めていた。
現場体験を終え、同社は「ものづくりに興味を持ってもらい、また地元の皆さんに当社について知ってもらうきっかけになれば」と意欲を見せている。
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>