「平成27年度地域環境保全功労者等表彰」の表彰式が6月10日、都内で行われ、神明自治会(菅沼大覚会長)が地域環境美化功績者として表彰された。清掃活動やごみの分別・リサイクルに対する高い意識が評価された。
寺社が集まる東神奈川2丁目の一部と、工場や倉庫が集まる千若町1・2丁目にあたる同自治会。長年住んでいる人やマンションに住むファミリーなど、1059世帯が生活している。老人会主体で仲木戸公園と新明町公園で月2回行っている公園清掃や、子ども会主体の資源回収活動などを定期実施しているほか、集まらずとも日頃からポイ捨てなどが目に入ると、各自率先して町内を清掃する文化が根づいているという。
区内で初めての環境大臣表彰に、菅沼会長は「環境美化はもちろんのこと、防犯や防災も含めて町内のみんなが取り組んできてくれたおかげ」と住人たちへの感謝を口にした。
イベントで協力づくり
住人たちが自主的に清掃活動をするようになったのは6年ほど前から。当時、会長に就任した菅沼会長は「町をきれいにすれば、犯罪も起こらないのでは」とアイデアを探っていた。いきなり協力を求めても難しいと感じ、防災訓練の炊き出しで餅つきを企画するなど、住人参加型のイベントを催すことで協力意識を高めることに成功。若い世代の住人も参加するようになり、「町の活性化の下地を作ってきたから自主的に協力してくれるようになった」と分析する。今後について、「災害時の相互支援などの視点からも、自治会への加入促進に力を入れたい」と意欲をみせる。
今回の表彰では、市内から同自治会含め3団体1個人が受賞した。
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