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観光都市・横浜とムスリム(上) 遠い国の身近な問題

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掲載号:2015年11月26日号

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 近年訪日外国人の数が急増している。生活習慣や宗教の違いから日本での生活や滞在に戸惑う人は少なくない。イスラム教徒「ムスリム」もその中の一つ。

 横浜市でも、ムスリムが多く暮らすマレーシアからの観光客はこの5年間で倍以上の7000人超に。2020年の東京五輪に向け横浜を訪れる外国人の数はますます増えると市は見込んでいる。

食事の文化

 ムスリムが日本に滞在する中で、必要になるのが大きくわけて2つ。食事と礼拝。イスラム教では、定められた食材や調理法などを使う「ハラール」という食事が義務付けられている場合がある。一般の飲食店では食事ができないケースがあり、そのため横浜市の文化観光局では市内在住のムスリムと共に旅行者向けにWEBとSNSを活用し、横浜でムスリムが食事できるレストランなど、横浜の魅力と合わせて実用的な情報を発信する環境整備を行っている。

礼拝

 1日に5回行う礼拝では、メッカに向かって祈るための場所の確保が必要だ。同局は日本に不慣れなムスリム旅行者のために礼拝時に使う「マット」とメッカの方角を示すために必要な「コンパス」を貸し出し、現在観光施設や宿泊施設など20施設に設置している。担当者は「設置に関しての問い合わせなどもあり、活用されていると感じる」と話す。

 「現在日本に住むムスリム約13万人のうち、その一割が日本人。また、日本には大小合わせて約70〜80のムスリムに関連した団体がある」と話すのは1952年に日本で初めてできたとされる、宗教法人日本ムスリム協会理事の新井卓夫さん。日本在住のムスリムの数は年々増え続けているという。

 この様にムスリムが来日、滞在する機会も増えてきている。設備などが整う中、「日本人は宗教に関して寛容的であり、ムスリムを取り巻く環境がだんだんとよくなってきている」と新井さん。しかし日本で長年生活を送る中で新たな問題も発生してきている。その問題を(中)で追う。    ――続く

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