株式会社協進印刷(江森克治社長)=大口仲町=は2月から3月にかけて、防災教材絵本を市内の障害児が通う学校や施設に無償配布している。
『ぼうさいえほん』は、A5判フルカラー16ページ。同社のノウハウをいかして、親しみやすいイラストとひらがなを使用し、災害時に子どもが取るべき行動が伝わるように工夫している。
横浜市との公民連携で
この取り組みは、同社の社会貢献の一環。横浜市の公民連携相談窓口「共創フロント」を通じて実現したもので、絵本の内容は総務局危機管理室が監修した。災害時の被害を少しでも減らすための「一人ひとりの備え」や「地域での助け合い」の大切さなどについて、正しい知識が学べる内容となっている。
市民の声で継続を決意
一昨年は市内の幼稚園児に、昨年は保育園児と親子の居場所向けに配布。各方面から「障害のある子どもにもわかりやすい冊子だ」との声を受け、今年は市立特別支援学校の小学部児童や地域療育センターに通園する幼児など向けに約6000部を配布した。
東日本大震災からもうすぐ5年となる。市では「この機会に自分自身と家族の身の安全を守る『自助』の重要性を再認識するきっかけとして、ご家族そろって読んでいただきたい」と話している。
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