鶴屋町にあるかながわ県民活動サポートセンターで5月18日、「横浜小児ホスピス設立準備委員会」がシンポジウムを開いた。
同委員会は病気の子どもが終末期に過ごすホスピスの建設を目指して2年前に発足。チャリティー演奏会などで取り組みの趣旨を伝え、賛同した市民などから建設資金を集めている。設立に必要とされるのは3億円で、これまでに約2億5千万円が寄せられた。
シンポジウムでは、この春大阪にできた小児ホスピスの関係者がホスピスのコンセプトなどについて講演。子どもを自宅で看取った遺族らもパネリストとなり、ホスピス設立で多くの子どもと家族が救われることなどを訴えた。
横浜市も支援へ
3月には準備委員会の会合に市医療局の担当者が出席するなど、市も支援に前向きな姿勢を示している。同委員会の田川尚登さんは「建設・運営に向け細かい部分の話し合いを行い、広報活動も引き続き進めていく」と今後の展望を話した。
問い合わせは同委員会【電話】045・534・8199。
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