9月21日の「全国アルツハイマーデー」にちなみ、神奈川大学ボランティア部と六角橋地域ケアプラザが共催して9月19日〜21日、六角橋商店街(石原孝一会長)を認知症サポーターのシンボルカラーである「オレンジ」に染める啓発イベントを行った。
地域と学生の顔の見える関係の構築を目的に昨年10月、六角橋自治連合会と同ケアプラ、同大の学生を中心とした「まち×学生プロジェクト」が発足した。「オレンジプロジェクト〜六角橋商店街をオレンジ色に染めよう〜」と題された今回の企画はその取り組みの一環。同商店街の協力の下、9月21日の「世界アルツハイマーデー」にちなみ実施された。
ランチョンマット500枚
部員122人が所属する「GLOBAL☆YEN☆LEAP」は、同大学最大のボランティア団体。今年度は地域との関わりを深くしようと、同ケアプラとともに認知症啓発などに取り組んできた。
学生たちは協進印刷=大口仲町=の協賛を得て、認知症サポーターが身に着けるリングカラー「オレンジ」に彩られたランチョンマット500枚を、事前に同商店街の約170店舗に配布。期間中、同プロジェクトに賛同した飲食店では「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」「否定しない」といった認知症の人との接し方などが書かれたランチョンマットを使用。その他の店でも店頭にポスターが掲示され、商店街全体がオレンジ色に染まった。
部長の飯島卓磨さんは「認知症について知ってもらい、早期発見につながればうれしい」と感想を述べた。プロジェクトの窓口を務める同ケアプラの原島隆行さんは「六角橋商店街発のオレンジプロジェクトとして、区や市へと広がってほしい」と抱負を語った。
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