市政報告 学校保管の指定廃棄物、移動へ 自民党市会議員 小松範昭
平成28年度第3回定例会が9月5日に始まりました。9日に行われた本会議(2日目)では自民党横浜市会議員団の代表として、災害対策や子どもの貧困、女性の活躍など市政の重要課題16項目について、林文子市長および岡田優子教育長に質問しました。そのうち、お子さんやお孫さんを持つ方々の多くが関心を持たれている、指定廃棄物の学校保管について取り上げます。
春までに汚泥移動
現在、福島第一原子力発電所の事故によって汚染された、放射性物質を含む約3tの指定廃棄物が市内公立17校に置かれたままになっています。学校で保管している自治体は全国で横浜市のみ。神奈川区内でも青木小学校で保管されており、多くの保護者が不安に思っています。
これらを踏まえ、市は先月、北部汚泥資源化センター=鶴見区=を新たな保管場所に選びました。そこで、同センターへの移動時期について岡田教育長に言及したところ、保管庫の工事を10月中にはスタートさせ、早ければ冬休み、遅くとも春休みまでに完了できるよう調整を進める方針を明らかにしました。
市民へ情報発信
新たな保管場所の整備を進めると同時に、心配されていた保護者や保管場所周辺の事業者へ正確な情報を届け、丁寧に説明していくことが必要です。
周知方法については現在、学校から順次お知らせをしているほか、今後は具体的な移動時期が確定し次第、あらためて保護者の皆様へお伝えする予定との回答がありました。また、事業者の皆様にはすでに放射線対策本部が発表した情報について確認していただいており、移送計画など進捗に応じて順次説明していくとのことです。
自主回収土壌新保管庫へ
また、学校には指定廃棄物のほか学校が自主的に取り除いた土壌も保管されていることが判明したため、市はこれらも同様に新保管庫へ移動させる意向を示しました。安全に配慮して整備、移動を進めるとともに、国や東京電力へ費用の求償をすべきと要望しました。
代表質問の様子は、10月1日午前10時30分〜・6日午前9時〜テレビ神奈川「市会ダイジェスト」で放映予定です。
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