神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

企業とつくる街、横浜(中) 柔軟な発想を生む環境

経済

公開:2016年10月6日

  • LINE
  • hatena
広々としたオフィスで仕事に取り組むハリントン社長
広々としたオフィスで仕事に取り組むハリントン社長

 横浜市内の上場企業本社数は東京、大阪、名古屋に次いで全国で4番目(2013年時点)にとどまるが、外資系企業の立地数では東京に次いで2番目に多い(14年時点)。市の企業誘致施策を活用して横浜に進出する外資系企業も少なくなく、シドニーに本社を置くソフトウェア開発会社「アトラシアン」もその1社だ。

 同社は13年6月に日本法人を立ち上げて渋谷のレンタルオフィスでスタート。同社の代表取締役を務めるスチュアート・ハリントンさん(55)は、「ソフトウェアはアイデアや発想が大事。天井の高い広い空間で、遊びのあるオフィスを求めていた」と振り返る。

 15年10月に同社は、条件に適う物件として万国橋SOKO(中区海岸通)を選んだ。「オフィスを一歩出ると、すぐ目の前に海がある。歴史ある倉庫を改築している点もシドニーやサンフランシスコのオフィスにも似た雰囲気で、こういう物件は東京にはないんじゃないかな」と語る。

 オフィスを横浜に置く利点の1つに挙げるのは賃料の安さだ。「都内の半分かそれ以下に抑えられるので、1人当たりのスペースを広く確保できる。職場環境として大事なこと」。また同社には海外からの来客も多く、「羽田空港、都心へのアクセスが抜群。ホテルの宿泊代も都内とは違うし、ニューグランドのような歴史あるホテルも選択できる」と語る。唯一の弱点は「都心から遠いという『イメージ』が未だ根強い。イベントの開催ではやはり東京を無視できない」と明かす。

 市経済局の担当者は、「コストやアクセスに加え、従来からインターナショナルスクールが多いという生活環境も外資系企業に選ばれる要素になっているのでは」と分析する。また「企業を誘致して呼び込むだけでなく、メリットを感じ続けてもらえるようなフォローは今後も課題」と話した。

神奈川区版のローカルニュース最新6

児童にオペラの魅力を

声楽家団体アンフィニ

児童にオペラの魅力を

公演に特別招待

4月18日

横浜武道館で熱い一戦

大日本プロレス

横浜武道館で熱い一戦

5月4日 読者プレゼント

4月18日

横浜西口の記憶を一冊に

横浜西口の記憶を一冊に

台町出身の小島さん

4月18日

「弁護士が身近な存在に」

神奈川県弁護士会

「弁護士が身近な存在に」

岩田武司新会長が抱負

4月18日

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月18日

「絹婚式」きもので撮影

「絹婚式」きもので撮影

横浜でイベント

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook