特別養護老人ホーム羽沢の家=羽沢町=で9月27日、神奈川区福祉施設等防犯連絡協議会(杉本信雄代表=人物風土記で紹介=)による防犯パトロール隊出発式が行われた。
これは、菅田・羽沢地区の介護老人福祉施設6法人が「自分たちの街は、自分たちで守る」というスローガンのもと、自主防犯ボランティア団体として同協議会を発足し始めたもの。自主防犯パトロールを行うことができる青色回転灯装備車(通称・青パト)に申請登録した高齢者送迎車両18台を活用しパトロールを行う。周回範囲は三枚町、恵泉寺、八反橋の各交差点を結んだエリア。出発式には9台が参加し、杉本代表の「青パト点灯、出発」という号令を合図にそれぞれパトロールに出発した。
「区内外に広めたい」
羽沢の家(さくら会)、けやき荘(孝楽会)、菅田心愛の里(七葉会)、福寿園横浜(共助会)、ヴィラ神奈川(平和記念会)、菅田地域ケアプラザ(済生会)が参加する同協議会は、今年2月に川崎市の有料老人ホームで発生した転落死事件で沈みがちだった職員の意識改革と地域貢献を目的に発足した。
福祉施設による青パトは県内でも珍しく、廣瀬豊神奈川警察署長は「青パトには監視性を高め、犯罪者に隙を見せない環境づくりにつながる」と効果を語る。
同協議会の18台のほか、神奈川区内には町内会など9団体34台が日々パトロールを行っている。杉本代表は「今後、区内の障害者福祉施設などにも呼びかけ、区内外に取り組みを広げていきたい」と意欲をみせている。
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