神奈川区福祉施設等防犯連絡協議会の代表として防犯活動に取り組む 杉本 信雄さん 羽沢町在勤 68歳
前向きに一歩
○…菅田・羽沢地区の介護福祉施設6法人が立ち上げた自主防犯ボランティア団体「神奈川区福祉施設等防犯連絡協議会」の代表を務める。今、特別養護老人ホームは地域に開かれた活動を通じた社会貢献が求められている。青色回転灯を装備した送迎車(青パト)の出発式を終え、「活動をスタートできて一安心だが、これからが大事な本番。我々のできることは地域に貢献すること。活動を充実させていきたい」と意気込む。
○…生まれも育ちも鎌倉。大学進学をめざして予備校に通っていたが、車好きが高じて富士スピードウェイや辻堂にあるガソリンスタンドで働き、タクシーやダンプカーの運転手を経験した。その後、縁あって県社会福祉協議会や県医療福祉施設協同組合で働いたのち、育成会横浜病院の特養・老健設置に携わり施設長を務めた。人に頼まれると張り切る性分。現在も区、市、県の社協で部会活動などに奔走しており、「(施設長を務める)羽沢の家の仲間たちは”いつも出かけているな”と思っている」と苦笑いする。
○…看護学校の事務長も経験した。看護師という夢を追いかけて成長していく学生と毎日向き合えるのが楽しかった。「教員を夢見た時代もあったから、教えることが好き。教員の代わりにホームルームを担当するときは何を話そうか楽しみだった」と振り返る。20代からのめり込んだ少林寺拳法では指導者の資格を取得。通っていた新子安の道場で指導にあたっていたという。
○…元気の源は、4人の孫と少々の日本酒。鎌倉市内で開かれる日本酒の研究会には毎回欠かさず参加している。「佐渡にある『北雪』の純米大吟醸が一番のお気に入り」と、銘柄や作り方についても力説する。仕事においては常に前向きでいることを忘れない。「前向きに考えると良い仕事ができる」ときっぱり。「青パトの活動を区内はもちろん、県全体へ広げていきたい」
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