横浜市立三ツ沢小学校(八嶋真理子校長)で12月12日、5・6年生約240人を対象に日本の伝統芸能「能楽」の世界に触れる特別授業が行われた。
これは、文化庁が主催する「文化芸術による子供の育成事業」の一環で行われた。11月には事前講座が行われ、公益財団法人梅若研能会の観世流能楽師らが講師となり、演目『船弁慶』の解説をはじめ、能楽特有の歩き方や声の出し方、風景描写や心情を朗唱する「謡(うたい)」などを児童にレクチャー。これを踏まえ今回、児童たちは体育館に設置した舞台で能楽師と一緒に演じた。
児童全員で「謡」を披露
源義経役には、6年生の正木翔汰さんが抜てきされ、台町在住の能楽師・伊藤嘉章さん演じる怨霊(平知盛)に立ち向かう場面などを見事に演じきった。また、参加児童全員で練習を重ねてきた謡も披露し、物語の世界を盛り上げた。
正木さんは「衣装が動きづらくて動作をとるのが難しかったけど、演じてみて楽しかった」と笑顔で話した。伊藤さんは「古いものの中にも何か新しい発見があるかもしれない。今後も日本の文化や芸術に触れていってほしい」と思いを語っていた。
|
<PR>
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|