三ツ沢小学校(高根順校長)で行われている「ほたるの愛育活動」がこのほど、「第24回横浜環境活動賞」の児童・生徒・学生の部で実践賞を受賞した。この賞は学識経験者などで構成する「横浜環境活動賞審査委員会」が、1989年から継続してホタルの愛育活動に取り組み、児童が主体的に学んでいることを評価した。6月14日に表彰式を行う予定となっている。
「ホタルドーム」で愛育
同小の「ほたるの愛育活動」は、校舎の裏を流れるせせらぎ緑道が1988年に完成したことがきっかけ。横浜ほたるの会の呼びかけで始められた当初はホタルの放流を試みていたが、地下鉄の地下水を利用した人口川のため水位や水質が安定せず、断念。そこで敷地内に「ホタルドーム」(約80平方メートル)と呼ばれる、ほたるを育てるための施設を作った。ドーム内には小さな川が流れ、アジサイなどの植物が生えている。
6月16日からホタル観察会
今年も「三ツ沢せせらぎ緑道のほたるを育てる会」らの指導を受けながら、校舎内に設けられた「ホタルルーム」で、ホタルの幼虫と餌となるカワニナの繁殖を行った。4月17日には、児童約20人で構成されるホタル委員会を中心に全校児童がドーム内の清掃や水やりを行った。竹川元太郎教諭は「この活動を通して小さな命を大切にする心が育つ」と目を細める。今年は観察用の足場もリニューアルした。
今年のホタルの観察会は6月16日から7月2日まで開催する。時間は午後7時半から8時半まで。
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