昨年9月に入院患者2人が相次いで死亡した点滴連続中毒死事件が起きた大口病院は12日、停止していた入院患者の受け入れを年内にも再開する方針であることを明らかにした。
同病院では全職員50人の解雇を行い、6月5日以降、整形外科・小児科のみの外来診療を行っているが、病院側の担当弁護士によると「周辺には療養できる病院が少ないため、一刻も早く受け入れ体制を整備していきたい」と入院体制の準備を進めていることを説明した。
看護師・理学療法士・看護補助者の新規職員の募集も始めており、職員の体制を整える。入院の再開時には院内の改装や改名も考えているが、具体的な時期に関しては明らかにしていない。今後の再開にあたっては、行政による管理体制の確認を経て判断される予定となっている。
大口七島地区に住む志村昌佐さんは、入院体制の準備に入ることについて「終末期の患者を積極的に受け入れるなど、以前から地域の人がお世話になっている病院。しっかりと安全な体制を整えていただき、再開をしてほしい」と述べた。
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|