子安小学校で7月15日、同小PTA(木村健会長)が親子防災体験のできる「防災デイキャンプ」を開いた。当日は100人程の親子が参加し、災害が起きたときの要救護者への対応や避難生活時の動き方などを学んだ。
このデイキャンプはカレーなどを作る自炊学習を目的に始められたもの。東日本大震災や熊本地震など近年災害が相次いでおり、小学校が災害時の避難場所に指定されていることを踏まえ、PTAが神奈川消防署浦島出張所と鶴見水道事務所に協力を要請。3年前から体験型の啓発活動を行っている。この取り組みが評価を受け、2016年には神奈川消防署長賞も受賞している。
当日はPTAに所属する7人が指揮を取り、災害時用のマスクやスリッパづくりを子どもが実践したほか、保護者を中心にアルファ米を利用した昼食作りを行った。起震車体験や消火体験、AED・救護者体験なども行われ、消防署員や水道事務員が丁寧に解説しながら親子で体験した。
避難所は親子の動きがカギ
木村会長は「災害が起こった時に、一番動けるのは小中学校の親子世代だとニュースを見て実感した。継続して行うことで避難所での動きを共有したい」と話し、PTAが主催することについて「普段から学校と密に連携ができることが強み。同世代の保護者を巻き込んで今後も取り組んで行きたい」と語った。
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