三ツ沢西町にある法華宗法照山豊顕寺(ぶげんじ)(今井満良住職)で10月12日、「こども万灯行列」が開かれた。檀家や地域の親子連れなど500人以上が参加し、豊顕寺周辺を練り歩いた。
万灯行列は日蓮大聖人を偲ぶ法会「お会式」の一つとして毎年、「お逮夜」と呼ばれる命日の前日に行う伝統行事。同寺では「江戸時代から続く伝統を後世に伝えて行きたい」という願いを込め、50年ほど前から子ども向けの万灯行列を行っている。
願いを万灯に
万灯行列は、午後6時ごろに同寺からせせらぎ緑道を通り、国道1号線の豊顕寺入口交差点から同寺までの道順で行われた。子どもたちは、願いや想いを書いた「こども万灯」を持ち、太鼓の音に合わせて練り歩いた。
今井住職は「初めて参加される方も大勢いた。地域で協力しながら、この伝統を絶やさず守っていきたい」と述べた。
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