かなっくホールの「おやじユニット」の新メンバーとして、会場を盛り上げる 上野 正輝さん 羽沢町在住 45歳
夢中になれる”おやじ”に
○…かなっくホールのホールホワイエでこのほど、おやじユニット「出舞一丁」の新メンバーとしてダンスとウエイターに挑戦し、観客をもてなした。「ケガもなく楽しく踊れた。お客さんもノリが良くて嬉しかった」と笑顔。「ダンスもそうですけど、何か自分の趣味や特技で個性が出せるおやじってかっこいいですよね。メンバーの皆さんとの出会いで気付きました」と満足げな表情を浮かべる。
〇…きっかけは今年の2月に開催した「おやじカフェ」。自らもワークショップに参加していたが、本番は都合が合わず断念した。再び、回覧版でビアホール企画に向けたダンスユニットの募集が目にとまった。「『おやじカフェ』のメンバーがテレビに出て、堂々と踊っている姿がかっこよかった。自分も夢中になれるものが欲しかった」とメンバー入りを決意した。
〇…メンバーの中では新参者だが、飲み会ですぐ打ち解けた。「みなさんとても笑顔で踊るし、サービス精神も旺盛。自分もできるのか不安になった」と謙遜。実はダンス経験者。大学ではモダンダンス部に入り、映画のサウンドトラックやビートルズなどに合わせて創作するダンスに熱中した。腕前は全国ダンスフェスティバルで踊っていたほどだ。しかし「かなり前だからね」とプロの振付師のもと練習に励んでいたが、「ぎっくり腰」になり苦戦。「なんとか本番まできたよ」と胸を撫で下ろす。
〇…福井県出身。自宅がある羽沢町には駅の新設に期待を寄せて引っ越した。本番前には、自宅でも練習に励んだ。モダンダンスでともに汗を流した妻には理解されたが、「中学生の息子には、白い目で見られたよ」と笑う。「最後まで課題は笑顔だった」と振り返るが、「この年代になって、個性あふれた仲間とダンスができるなら楽しまなきゃね」と開き直り、迎えた本番。そこには目一杯の笑顔で客に笑いをとる”おやじ”の姿があった。
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