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市民病院 肺がん治療機能を強化 診療科の枠を超え包括対応
厚生労働省人口動態統計推計によると、2016年の国内における死因の第1位は「がん」で、部位別死亡数では男性の第1位は「肺がん」、女性は「大腸がん」となっている。男女合計では「肺がん」で亡くなる人が最も多い――。
岡沢町の横浜市立市民病院(石原淳病院長)では昨秋、「肺がん治療センター」を開設した。センターでは医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、リハビリに関する療法士、ソーシャルワーカーなど幅広い職域のスタッフが所属し連携。チーム医療として横断的に患者を支える仕組みを構築した。
呼吸器内科の下川恒生医師は「肺がん治療は合併症などの観点からも、診療科の枠を超えた包括的な対応が必要です。治療に関わる様々な部署のスタッフが情報を共有することで最良の治療を提供する体制が整った」と話す。
高度により優しく
外科的治療では根治性とともに体に優しい手術を目指している。内視鏡手術にも積極的に取り組み、総合病院の特性を活かし、併存疾患の患者にも対応。複雑な手術に対しては心臓血管外科や消化器外科とも連携を図る。
肺がん診断
同院では肺がんの診断においては新技術である超音波内視鏡や気管支ナビゲーションシステムを取り入れている。中村有希子医師は「粘膜下層より浅い位置にできる早期のがんの発見に有効で診断率の向上につながっています。また当院では画像診断が早く2週間程度で治療に移ることもできます」と話している。
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