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なでしこ通信その4 「健診」と「検診」 済生会神奈川県病院
済生会神奈川県病院=富家町=の医療コラム『なでしこ通信』。第4回目のテーマは「健診」と「検診」です。今回は予防医療センター長の土居正和医師にインタビューしました。
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「健診」は健康診断の略で、健康かどうか「病気の危険因子」があるか否かを早期に見つけ、現在のお体の健康状況を確認することを目的とします。
「検診」は「胃がん」や「乳がん」など特定の病気を発見することを目的としています。早期治療することにより治癒を目指せるので、対象となる病気の早期発見を目的に行われます。
健診にも何種類かがあります。【1】「特定健診・特定保健指導」平成20年から始まった40歳〜74歳の一般成人を対象としたメタボ健診です。検査項目は最小限でスクリーニングが行われます。腹囲、血糖、脂質、血圧、喫煙歴などから心筋梗塞や脳卒中などの危険因子を見つけ出し、リスクが高いと判断された方は特定保健指導が受けられます。【2】「職域健診」法律の定めにより、会社勤めをされている方を対象に事業主の費用負担で年一回行われます。雇い入れ時などの健診もあり、検査項目も指定されています。【3】「人間ドック」任意型健診ですので実施施設によって内容・料金が異なりますが、特定健診や職域健診などより検査項目が多く細部までより総合的に判断ができるように検査が組まれています。
一番大切なことは、健診は受けっぱなしでは意味がないということです。健診で指摘を受けても、それに対して対処しないのであれば受けないのと同じです。指摘を受けた場合には、生活習慣改善や医療機関の受診など必ず健診結果に基づいた行動をお願いします。
「病気」はある日突然発症し、その後の生活が大きく変わることも稀ではありません。「がん」においても禁煙以外の予防が確立されておらず、早期発見が治癒への近道です。年に一度は健診をお受けいただくことが健康長寿につながると考えます。
予防医療センターでは人間ドックや健康支援をご提供し皆様の健康維持・増進に貢献できるよう努めております。
■済生会神奈川県病院 予防医療センター【電話】045・432・1117
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