神奈川区版 掲載号:2018年3月1日号 エリアトップへ

地域包括ケア次期計画 認知症支援などに重点 3月公表へ

社会

掲載号:2018年3月1日号

  • LINE
  • hatena

 横浜市は超高齢社会に対応した体制づくりを推進する「横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」(よこはま地域包括ケア計画・注)の第7期計画を3月中に公表する。第7期では増加の一途をたどる「認知症の支援」のほか、「新たな介護人材の確保」「高齢者施設の充実」などを柱に、より現実の課題改善に即した取り組みを進める。

 第7期計画は、2018年度からの3年間で行う施策をまとめたもの。厚労省の推計では15年からの10年間で、認知症高齢者数が1・4倍に急増するとされている。そうした現状を受け市は、認知症対策に注力していく方針だ。

徘徊対策ツール導入

 新規の取り組みの一つとして、本人の身元がわかるシールやキーホルダーなどの見守りツールの作成を予定している。認知症患者の衣服などにシールを貼っておくなど、行方不明となった場合の早期発見と身元不明対策につなげる。また、認知症患者と家族の支援のため、前期から取り組んでいる認知症初期集中支援チームの各区への設置の拡充も図る。医療や介護の専門職で構成されるチームが、認知症患者や疑いがある人を訪問し、早期の受診や介護利用の支援などに対応するもの。第7期では未整備の南区と栄区に設置される。

 「人材確保」では介護職員になる人への家賃補助も新規に取り組む施策の一つ。空き家が目立つ、市内の大規模団地を活用することで、高齢化が進む団地の活性化にもつなげたい考えだ。「高齢者施設の充実」では、入所者増加に対応するため、特別養護老人ホームの整備量を年間300床から600床に倍増する。現状、希望者の約3割が1年以上を要している入所を、1年以内にできる体制に整える計画だ。

地域で支える体制を

 第7期計画の基本目標は「ポジティブ・エイジング」。誰もが歳をとる中、市は高齢者の尊厳を保つことを念頭に地域づくりを目指していく考えだ。市健康福祉局担当者は「地域の助け合いや専門職のケアで高齢社会を支える、横浜型地域包括ケアシステムの実現に向けた取り組みを進めていく」と話す。

―*―*―*―*―

注・増大する介護・医療のニーズや課題に対応した仕組みを2025年までに構築する計画。おおむね30分以内の生活圏に介護・医療・生活支援などのサービスを整え、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で暮らし続けられるようにする。

神奈川区版のトップニュース最新6

新劇場整備へ検討委設置

横浜市

新劇場整備へ検討委設置 文化

多面舞台備え集客効果狙い

6月13日号

「コットンみらいロード」開通

「コットンみらいロード」開通 社会

住人の利便性向上、安全面も

6月13日号

外遊びの安全確保に苦悩

横浜市内認可保育園

外遊びの安全確保に苦悩 社会

4割が狭い園庭

6月6日号

「防災用炊き出し窯」を寄贈

神奈川法人会

「防災用炊き出し窯」を寄贈 社会

区へ70周年事業の一環で

6月6日号

外国人人口10万人超え

横浜市

外国人人口10万人超え 社会

多言語相談など支援強化

5月30日号

戦争体験を語り継ぐ

戦争体験を語り継ぐ 社会

松ケ丘在住・菅野章さんに聞く

5月30日号

砂田川に絵看板

池上小6年生有志

砂田川に絵看板 教育

鯉のぼり祭りでお披露目

5月23日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月13日0:00更新

  • 6月6日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年6月13日号

お問い合わせ

外部リンク