ジュニア水泳の最高峰の大会「第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳大会」で、セントラルスイムクラブ横浜=片倉=に所属する北田久大くん(大綱中1年)が、11―12歳100m平泳ぎで優勝した。昨年のリベンジを果たす圧巻の泳ぎで金メダルを獲得した。
メドレーリレーは銅
北田くんは、3度目のJOCで念願の初優勝を果たした。今大会は、個人種目で50mと100mの平泳ぎに出場したほか、メドレーリレーとフリーリレーの団体2種目にもエントリー。メドレーリレーでは3位・銅メダル獲得に貢献した。
同クラブで北田くんの指導にあたる今井聡士コーチは「一本の集中力と爆発力には目をみはるものがある」と評する。今井コーチの言葉を裏付けるように、持ち前の勝負強さを発揮し、50m平泳ぎの予選レースでいきなり自己ベストをマーク、全体2位で決勝の舞台に駒を進めた。
自己ベスト連発
「とにかく強い気持ちでいこうと、優勝しか考えていなかった」と北田くん。そして、決勝でも圧巻の泳ぎを披露。予選からさらにタイムを上げ、再度自己ベストを更新する1分5秒97で金メダルを手中に収めた。今大会について北田くんは「調子もよく、すべてがうまくかみあった大会だった。優勝できてよかった」と振り返る。
昨年のリベンジ
北田くんは、親の勧めで4歳から水泳を始めた。「毎日いろいろなフォームを試して、自分にあったフォームを見つけてレースに臨んでいる」。金メダルは、こうした試行錯誤の練習のたまものだ。しかし、JOCの壁は厚く、昨年春は55位、夏の個人種目には、出場すらできなかった。
「悔しい思いをしたことで、かえって優勝への思いが強くなった」と、この1年間リベンジを果たすべく練習に励んできたという。
全中1位が目標
JOC優勝という一つの目標を達成した北田くんが、次に見据えるのは全国中学水泳大会だ。「これで満足することなく中学生の間に、もう一度全国優勝を経験したい」と力強く語ってくれた。
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