神奈川県が主導するクラウドソーシング活用型新商品開発支援事業に取り組んでいた株式会社よこはまグリーンピース=山内町=と岩井の胡麻油株式会社=橋本町=はこのほど、「観光みやげ品」の新商品を市内の農家や菓子店とコラボすることで完成させた。
神奈川県は県内の中小企業を対象に、全国の消費者・生活者からアイデアや知恵を集め、新商品を開発する「クラウドソーシング活用型新商品開発支援事業」を進めている。昨年10月から区内2社が参加し、アイデアを交えるweb上の「共創コミュニティ」内で、開発担当者を中心に商品開発を進め、5月に商品化が実現した。
「横浜野菜をもっと手軽に」
株式会社よこはまグリーンピースは、内山淳人さんが開発を担当した。「横浜野菜を使った生ふりかけ」をテーマにアイデアを募集。コミュニティ内では、ヘルシー・健康志向の提案を多く受けるなか、市内で青汁の原料となるケールを栽培する農家とコラボし、「横浜野菜醤(じゃん)ケールじゃん」を開発した。椿直樹代表は「横浜野菜を手軽に食べてほしいとの願いから市内生産者とのコラボにこだわった」と話す。同商品は、野菜のディップや豆腐に付けるのもおすすめ。同社が運営する「大ど根性ホルモン」=西区=で、100グラム540円で販売している。
胡麻油×老舗菓子店
開発した「横浜ぶぶあられ」は、昨年、創業160周年を迎えた岩井の胡麻油株式会社と老舗美濃屋あられ=中区=とのコラボ商品だ。茶漬けや酒のつまみにおすすめ。「朝簡単に食べられて、子どもが喜ぶ商品の意見を取り入れた」と担当の岩井理恵子さん。土産品として、持ち運びが手軽で日持ちすることも考慮した。6月末から県観光協会の土産物店「かながわ屋」=中区=で販売する予定となっている。
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