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落語こらむ お噺のお話 二十三席目「たいこ腹」

掲載号:2018年6月7日号

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 先月、高島台の「しぇあひるずヨコハマ」で開催されたイベントで落語を演りました。出演者は音楽家の方々が中心で、芸人との出番が多い私としては新鮮な会でした。お客様を笑わせたいという気持ちは音楽家も落語家も同じ。勉強させて頂きました。幇間(ほうかん)という職があります。太鼓持ちとも呼ばれます。宴席を盛り上げる芸人の事ですが、現在の「太鼓持ち」という言葉のイメージから、只のお調子者と思われていたりします。しかし幇間とは、歌舞音曲は勿論、物真似、声色等、多芸を操り、滑稽にみせて客を楽しませる芸人の事。言うなれば芸人界のオールラウンドプレーヤー。現在、幇間は数名しかおらず絶滅寸前と言われておりますが、落語の噺にはよく登場します。

 落語こらむ『お噺のお話』二十三席目は「たいこ腹」。道楽者の若旦那、新しい趣味をと鍼(はり)を始める。素人がすぐに出来る事じゃァないが、人間に鍼をうってみたくなる。馴染みのお茶屋に幇間の一八を呼び出し「鍼をうたせろ」。最初は抵抗していた一八も金に目がくらみ鍼をうたせる事に…といった感じで、実は落語に出てくる幇間はどちらかというと、現在の「太鼓持ち」という言葉のイメージに近いお調子者が多いのでした。まぁ芸人のくせに真面目な事を言う奴は信用しちゃいけない。勉強させて頂きましたとか言う奴です。「お噺のお話」また次回。
 

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