神奈川区連合町内会自治会連絡協議会の会長に就任した 佐藤 潮さん 神之木台在住 78歳
前例に倣い前例の上に
○…「まさか自分が頼まれるとは、思ってもいませんでした」。5月9日付けで区内の町内会・自治会をまとめる区連会の会長に就任した。自分が務まるのか少し心配もあったと任命時を振り返る。「みんなの意見にしっかりと耳を傾ける姿勢を大切に、神奈川区などの行政と連携しながら住み続けたい町を目指して取り組んでいきます」と意気込みを話す。
〇…鶴見区に生まれ、中学1年生のときに神之木台に引っ越した。中学・高校と川崎の学校に進学し、大学は六角橋にキャンパスがある神奈川大学に通った。学生時代はソフトテニスに打ち込み、県大会に出場した経験もある。大学卒業後は、東芝へ就職し総務を担当した。その時に先輩から学んだ「前例に倣い前例の上に」という言葉は今も大切にしている。
〇…定年を迎える直前に地域のソフトボールチームに入った。監督も務め、区内の大会では2位をとったこともある。チームに入ったことがきっかけで地域から町内会の会長の依頼を受け、地域組織に入るきっかけとなった。2007年からは、神之木・西寺尾地区の連合会長に就任。その時から区連会の相談役である伊東満さんに出会った。「本当に穏やかでおおらかな人柄。みんなの意見をしっかり聞いてくれるリーダーだった」と全区連長の印象を話し、「伊東さんが進めてきたことをしっかり受け継ぎ、更に進化させていきたい」と思いを話す。
〇…休日は地域の仲間とグランドゴルフに打ち込む。「現役時代もよくゴルフをしていたから、上手くできるんだよ」と笑顔をみせる。これからは、顔のみえる関係が大切になると話し、「いざ災害の時に住民同士支え合えるような関係づくりのお手伝いをしていきたい」と前を見据える。
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