神奈川区版 掲載号:2018年9月6日号
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落語こらむ お噺のお話 二十六席目「壺算」

 実は今、ある活動で数カ月おきにベトナムへ行っております。この活動は絵本作家としてなのですが、そのうち海外でも落語が演れるかもしれないと期待しています。ベトナムで苦戦しているのはやはり言葉。ベトナム語は難しく全然覚えられない。そして買い物。通貨の「ドン」は、桁がとにかく大きく計算が難しい。例として、一万円を両替すると百八十万ドンになります。一ドンが0・00五円となりますが、物価も違うので支払いをする際に慌てます。「簡単に計算する方法は、ゼロを二つ取って半分にする」と言われ、更に慌てました。

 こんなとき思い出す噺が、今月の落語こらむ『お噺のお話』二十六席目「壺算」。家の一荷入りの水瓶が割れたから、新しく二荷入りの水瓶を買ってこいと女房に頼まれた男。自分じゃ上手く買い物は出来ないと兄貴分へ頼みに行く。一緒にやって来た瀬戸物屋で、兄貴が頼んだのは一荷入りの水瓶。男は二荷入りの方だと訴えるが、考えがあるからと話を聞き入れない兄貴。結局、三円五十銭する一荷入りの水瓶を強引に三円に値引きさせて持ち帰る。やはり二荷入りだと訴える男をなだめ、瀬戸物屋へ引き返えすと…とまぁ読んでるだけでも訳が解らなくなる噺。私がこの噺を演るうえで一番伝えたい事は「人間は落ち着けば皆一人前だ」という事。はい。外国でも慌てずに落ち着きます。「お噺のお話」また次回。
 

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