松見八幡神社の宮代表として社務所の改築事業を進める 堀江 芳雄さん 松見町在住 79歳
思い入れを次世代に
○…松見町にある八幡神社の宮代表を4月から務める。今年は、社務所の改築を行う大事なとき。昨年8月から、改築費用を賄うために募っていた協賛者も150人以上となり、ついに9月から改築工事が始まった。「協賛いただいた地域の皆様には誠に感謝しております。平成最後の一大事業として、皆様に還元できる社務所にしていきたいと考えておりますので楽しみにお待ちください」と呼びかける。
○…江戸時代初期から先祖代々松見町に居を構えている。元旦には獅子舞が町内を練り歩き、夏には神輿を担ぐ。昭和20年代ごろの写真を手に「春夏秋冬の地域行事は楽しみだったよ」と懐かしむ。中学卒業後に、日産の工業専門学校へ進学。そのまま日産自動車に就職し、自動車づくりに没頭した。「当時は自動化していないから横浜工場には4000人ぐらいの従業員が働いていたんだよ」と振り返る。同社の労働組合に専従した経験もあり、本部で総務部長まで務めた。
○…退職後は地元に目を向け横浜市会議員を1期務めるなど、地域活動に専念。松見町3丁目の町内会長を30年以上続けているほか、町内連合会長も16年務めた。最近では、八幡神社宮代表の就任をはじめ、松見集会所の運営委員会の会長なども担う地域の顔だ。「町を歩いていると地域に住む知らない人からも声をかけてくれるようになった」と嬉しそうに話す。
○…出会ってきた人と同窓会などで会うのが最近の楽しみだ。「とにかく人と話すのが好きなんです」と笑顔。社務所改築事業は、歴史や伝統を次世代に繋げたい強い思いがある。「子どもの頃からお世話になった場所。これからの子どもたちにも神社でたくさん遊んだり、勉強しながら思い入れの場所にしてほしい」と目を細めた。
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