浦島丘中学校陸上競技部の岩城青空(そら)さん(3年)が10月13日、日産スタジアムで開かれた「第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会」の円盤投げで37m16cmの県中学校記録で全国入賞を果たした。
岩城さんは今年7月、砲丸投げで県優勝を掴んだばかり。8月25日に行われた同大会の県予選会では、併行して練習してきた円盤投げとの2種目で挑み、両種目で第1位となった。しかし本選である同大会では、1種目しか出場できないため、より県記録に近い円盤投げを選んだ。
県中学校記録の更新は1投目にとびだした。記録は37m16cm。2014年8月に出された県記録34m67cmを2m49cm伸ばす結果となった。「投げた瞬間、記録が出るとわかった」と感触は十分だった。順位は入賞ラインに残る8位。「最後の大会でずっとお世話になった小森先生に恩返しができた」と喜ぶ。
円盤投げは、大会によって中学生の部には設けられていないこともあり、砲丸投げで出場する機会が多かったが、今後も続けていくことを見据え両種目で練習を積んできた。大会が近くなると、投てき指導に定評がある高校の先生に指導を仰ぐなど、フォームから丁寧に確認して挑んだ大会だった。「体重移動が課題だったが、コツを掴んだ。大一番で結果を出せてうれしい」と振り返る。
「3年間楽しかった」
顧問の小森一樹教諭からスカウトされて入った陸上競技部。「陸上に向き合ってきた3年間はとても楽しかったです」と笑顔。「真剣に努力して記録が伸びるたびにうれしかった。高校に進学しても続けていきたい」と最後の大会を終えた今も部活に参加。技術を磨きながら、後輩の指導を行っている。「後輩たちも小森先生の言うことを聞きながら、真剣に陸上を楽しんでほしい」と願いを話した。
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