六角橋北町自治会は10月27日、地域の子どもたちが町内を巡る「北町防災防犯ハロウィンウォーク」を開いた。幼児・小学生18人が仮装して集まり、「こども110番」のステッカーを掲げた家や店舗を巡った。
「こども110番」は、地域で有事が起きた際に、子どもが駆け込める場所として店や家が登録されており、見える場所にステッカーが貼られている。
同自治会防災部の岩崎久美子さんが、小学校の郊外委員を務めていた経験から「こども110番」に注目。岩崎さんは「子どもたちとステッカーが貼ってある人たちとの交流はほとんどなかった」と話し、「年に一度でも顔を合わせる機会があれば、子どもたちも駆け込みやすいのではないか」と企画した。
当日は幼児を含む低学年と高学年に分かれ、同自治会のスタッフと保護者が先導。六角橋北町商店街やその周辺の家を仮装して練り歩いた。同ステッカーを掲げている家の人が子どもらに菓子を配りながら「困ったことがあったらいつでも来てね」「トイレも貸すし、傘もあるよ」と声をかけ、子どもたちが「ありがとうございます」と菓子を手にして嬉しそうに答える場面も見られた。
高学年は、岸根公園に設置されている公衆電話の使い方も学んだ。岩崎さんが「公衆電話は災害時に無料で使用できたり、携帯電話などよりもより繋がりやすいといわれている」ことを伝え、子どもらが電話をかける体験を行った。参加した子どもは「公衆電話を使ったことが無かったので体験できてよかった」と話した。
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