市政報告 池子米軍住宅 建設中止へ 日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか
日米両政府は11月14日、2004年に合意した池子住宅地区(金沢区・逗子市)の横浜市域(37 ha)への米軍住宅建設をとりやめ、根岸住宅(中・南・磯子区、43 ha)の返還にむけて「日米共同使用」に向けた協議を開始することを発表しました。
池子の米軍住宅建設問題は、03年7月に日米両政府が事務レベルで市是である「市内米軍基地の全面返還」を無視し、米軍家族住宅800戸程度の建設に合意したことに始まります。住宅建設は自然破壊、米軍基地の恒久化につながると反対の市民運動が起き、今日まで続いています。
根岸住宅も返還へ
日本共産党横浜市会議員団は、11年から根岸住宅に住む米軍家族数を調べ、居住者が年々減少していることを、15年12月には、根岸地域の住宅に住んでいる米軍家族が全退去している事実を確認。根岸住宅の代替として池子での住宅建設の必要性が全くないことを示し、米軍住宅建設計画そのものを撤回するよう、本会議、決算・予算特別委員会や基地対策特別委員会、申し入れなど長年繰り返し国と市長に求めてきました。日米地位協定は未利用状態の施設は日本に「返還しなければならない」と規定されています。根岸住宅はこの規定に該当し、返還は当然のことです。
次はノース・ドック
これまでの池子の森を守りたいと運動されてきた市民運動のみなさんと共に、市や国に働きかけを続けたことが、今回の建設断念という成果につながったと考えます。
横浜港の真ん中にある、米軍基地ノース・ドックは、今年4月3日に「未亡人製造機」と云われる輸送ヘリCV―22オスプレイが船から陸揚げされ、整備・点検を済ませ5日には、東京の横田基地へと飛び立ちました。私は、平和団体のみなさんと共に「オスプレイの飛行中止」を求めて抗議の声をあげました。8月〜9月にかけて陸上自衛隊と米軍との軍事訓練も強行されました。ここでも、抗議行動を行いました。
これからも基地機能強化につながる動きにストップをかけ、ノース・ドックや市内にある米軍基地の早期返還に向けて、みなさんと共に頑張っていきます。
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