約10年前に高齢者施設の多い菅田・羽沢地域で発足し、定期的に研修会や交流会を行っている「菅田・羽沢地区福祉施設等連絡会」(杉本信雄会長)が11月29日、神奈川区社会福祉協議会と共催で「みんなで高めよう!地域防災力」〜災害時の要援護者支援を自助・共助・公助ですすめよう〜と題した研修会を特別養護老人ホームけやき荘で開催した。
担当者は「今回の研修会は『防災』がテーマです。被災地での事例を通して、防災に関する心構えや危機管理について学び、よりよい防災体制の構築を目指していきたい」と企画した経緯を話す。
当日は、一般社団法人福祉防災コミュニティ協会代表理事で跡見学園女子大学教授の鍵屋一さんが講師に招かれた。鍵屋さんは約100人の来場者を前に、生まれ育った秋田県の方言で災害に備える支え合いの力について力説した。自分は大丈夫だと思い込んでしまう「正常化の偏見」を指摘し、「これからの防災は、人間関係や近所関係をよくして魅力ある地域を作ることが不可欠だ」と述べた。
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