社会奉仕団体・神奈川ロータリークラブ(島崎友樹会長)が12月5日から1月19日まで、区内にある「子どもの居場所」でボランティア活動を行っている。同クラブは各運営グループの活動費を負担するほか、会員で手分けして13カ所の居場所を訪れ、子どもたちにプレゼントを贈っている。
これは、同クラブの社会奉仕活動の一環として実施された事業。社会奉仕委員長を務める木元茂さんは「神奈川区社会福祉協議会の方を例会に招いた際に、子どもの居場所の現状を教えてもらった」ときっかけを話す。運営グループへの事前調査で、運営費が潤沢ではなく満足いく料理を提供できないケースやボランティアへ交通費を出せないケースなどの金銭面の課題、子どもたちにとって安心安全な場所であることを理解してもらえないという広報面の課題も浮き彫りになったという。
サンタに扮して訪問
こうした状況下、同クラブはこのほど、「神奈川区子どもの居場所の支援活動」と題したボランティア活動に乗り出した。
クリスマス会や新年会での活動を充実してもらおうと、区内13カ所の子どもの居場所に活動費を支援。会員らは初日となった12月5日に「ぽっかぽか。〜神之木西寺尾〜」を訪れ、サンタ姿で菓子やノートなどのプレゼントを贈った。子どもたちは「いつもよりおいしい」と子ども食堂の料理を平らげていた。同居場所代表の佐藤潮さんは「運営は厳しいので、支援は大変ありがたい」と感謝を述べた。
同クラブの島崎友樹会長は「子どもの居場所の活動が充実し、知ってもらえるきっかけになればうれしい。今後も地域に根ざした活動を続けていきたい」と話した。
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