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神奈川区版 公開:2019年1月31日 エリアトップへ

「角川全国短歌大賞」で最高賞 三ツ沢下町在住 小林理央さん

文化

公開:2019年1月31日

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賞状を持つ小林さん
賞状を持つ小林さん

 三ツ沢下町在住で早稲田大学文学部1年の小林理央さんがこのほど、「第10回角川全国短歌大賞」の自由題部門で大賞に輝いた。初めての大賞受賞に「選ばれて嬉しいです」と話した。

 同賞は公益財団法人角川文化振興財団が主催する短歌大賞で10回目となる。決まった言葉を短歌に入れる題詠部門と自由に詠む自由題部門に分かれている。選考委員は歌人で国文学者の佐佐木幸綱さんなど3人の専門家が務めた。小林さんは、自由題部門で2047組4094首の中から大賞に選ばれた。同短歌大賞は、中学3年生の時から応募しており、今年で5回目。今まで奨励賞や準賞などに入選してきたが大賞に輝くのは初めて。

 『大人にはなりたくないし答えより問いを見つけていたい土曜日』。受賞した作品について小林さんは「短歌を考えているときに『答えより問いを見つけていたい』という言葉が自然と思い浮かび気に入った」と振り返る。詠んだのは昨年7月。「大学入学前は受験で答えばかり探していたけど、大学に入ってからの心の変化を言葉にしたのが評価されたのではないか」と話す。小林さんの作品は、応募者全員の作品を収録した作品集『短歌生活2018年度版』と、月刊誌『短歌』3月号に掲載される予定だ。

祖母の影響で

 祖母が短歌サークルを主宰している縁で5歳から短歌を詠んだ。祖母に背中を押されながら腕を磨き、15歳のときに宮中の「歌会始」にその年の最年少で入選。その後も数々の賞を獲得してきた。

 大学に入ってからは、講義やスカッシュに打ち込みながら忙しい日々を送るが、時間を見つけると漢字練習帳を取り出し、五七五七七の言葉を一文字ずつマスに書く。「手書きは残るから好き」と5歳の頃からノートを積み上げてきた。「今は短歌の賞を取ることが短歌を継続する活力になっている。次も頑張りたい」
 

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