台町に事務所を置く認定NPO法人エンパワメントかながわが1月21日、2018年度の「横浜市男女共同参画貢献表彰」功労大賞を受賞した。この表彰は男女共同参画社会の実現に向けた活動をし、貢献をした人々の活躍を称えるもので、同法人は暴力から自身を守るための人権プログラムであるCAP講座などの取組みが評価された。
CAPとはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとった略称で、1978年にアメリカで誕生した人権プログラム。いじめや虐待などの暴力から自分で自分の身を守るために何ができるか寸劇を交えて子どもや教職員、保護者、地域に伝えている。同法人はこのプログラムだけでなく、恋人間の暴力であるデートDVなどを防止するための講座などを10年以上続けているほか、全国初となるデートDVに特化した電話相談「デートDV110番」も開設し多くの相談を受けている。これらの取組みが評価され、今回の表彰に至った。
表彰を受け、同法人の阿部真紀理事長は「現在までに8000回のワークショップを届けてきたことを評価してもらえてよかった。これからもこの活動を継続して、人権を伝え続けていきたい」と話した。
大口台小で実施
大口台小学校で1月28日、保護者に向けたプログラムが同校出身者が経営する株式会社協進印刷からの寄付を活用して実施された。
当日は同校の保護者と近隣の港北小学校の保護者、合わせて21人が参加。無理やり鞄を持たされそうになったことを想定した寸劇、護身術や大声を出して助けを求めるなどなどの暴力への対処法の実践などが行われた。
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