神奈川区版 掲載号:2019年4月11日号
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落語こらむ お噺のお話 三十三席目「死神」

 今月の落語こらむ『お噺のお話』三十三席目は「死神」。

 ある男が仕事もうまくいかず女房にも愛想を尽かされ、「いっそのこと死んでやろう」と死に方を考え彷徨い歩いている。そこへ妙な老人が現れ自分は死神だと告げる。怪しむ男に死神は、どんな病人も助ける事が出来る方法を教えてやると言う。死神曰く、病人には必ず近くに死神がいて、既に寿命であれば死神は枕元に、まだ命があれば死神は足元に座っているんだそう。足元に座っていれば、呪文を唱える事で死神はその場にいられなくなると、その呪文を男に教え、死神は消える。そして男は死神に教わった事を信じ医者を始める事にする…これからこの男の数奇な人生が始まる。

 古典落語の言わずと知れた大ネタ。私はこの噺をただの怪談噺なんかではく、新たな人生が始まる未来へ向けた人間の序章の噺だと解釈しております。先だって新年号が発表されました。五月一日からは「令和」となるんだそう。「平成」も残すところ後、数週間。新しい時代の幕開けです。「お噺のお話」また次回。「ほぉ〜ら…平成が…終わるよ…終わるよ…」
 

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