菅田町内を流れる砂田川で5月3日、川の保全を呼びかける絵看板の除幕式が行われた。当日は、毎年恒例の鯉のぼり祭り。制作した池上小学校(寳來生志子校長)の6年生児童有志20人らは、多くの地域住民の前で作品を披露した。
約1m四方の絵看板を制作したのは、池上小学校の6年生有志20人。道沿いのイラストは過去から現在、そして未来へむけて川きれいになっていく様を表現。川沿いのイラストは、魚が跳ねて水しぶきが飛んでいる様子を表現するためにブラシを使って工夫したという。担当教諭は「どちらの絵看板も学級全体で考え、みんなで分担を決め、何度も話し合いを重ねながら完成させた」と目を細める。
総合の学習として
5年2組だった児童たちが昨年夏、砂田川で遊んだことがきっかけ。楽しさを知った一方で、地域を流れる川にゴミが落ちていることに気付いた。砂田川水辺愛護会が川をきれいにしていることを知った児童らは、総合としての学習をスタート。これまで歴史についてのインタビューや清掃などの体験活動を実施。水辺の看板制作は、同愛護会からの依頼で行われたものだ。
制作に携わった松田青空くんは「自分たちで作った看板がずっと残るものとして設置されてうれしい。これを機にもっときれいな川になってほしい」と話した。寳來校長は「水辺愛護会をはじめ地域の方々のおかげで子どもたちの自信につながる経験をいただいた」と感謝を述べた。
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