東京国税局は7月1日、神奈川県内の2019年度分の路線価(1月1日分)を公表した。
県内18税務署管内それぞれの最高路線価も公表され、上昇率が最も高かったのは鶴屋町2丁目の「市道高島台107号線(鶴屋橋北側)」で17・8%。東京国税局管内84税務署の中でも8位に入った。
2位は「横浜駅西口バスターミナル前通り」(13・3%)=西区=だった。高島屋横浜店に面した同地点の価格は、1平方メートルあたり1160万円(13・3%上昇)で、41年連続で県内最高となった。これは東京国税局管内で9番目に高かった。
期待感高まり受け
金額・上昇率トップとなった両地点は、いずれも横浜駅西口周辺だ。横浜駅きた西口から続く鶴屋町では、現在も再開発工事が盛んに行われており、ホテルや住宅、商業施設などを兼ね備えた地上44階建ての複合大規模施設の建設も計画されている。区内の不動産関係者は「横浜駅周辺の再開発への期待感が高まっている証だ」と分析し、「相鉄・JR直通線が開通すれば、さらに利便性が向上する」としている。
路線価は、相続税や贈与税などにおいて必要となる土地の価格の指標となるもので、東京国税局が毎年公開している。全国の民有地の宅地、田、畑、山林などが対象となり、同一価格の土地に面した路線1平方メートルあたりの価格を表している。
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