池上小学校との学校統合に伴う菅田小学校跡地の利用方法を検討する「菅田小学校跡地利用検討委員会」(小池良幸委員長)が7月26日、西菅田団地集会所で行われた。委員に任命された地域団体の代表者10人と行政側が、検討方法や今後の進め方などについて意見交換した。
学校統合が契機
池上小学校と菅田小学校は学校統合により、2021年4月に「菅田の丘小学校」として現菅田小学校施設を利用して開校し、24年度(予定)以降からは建て替え後の池上小学校施設を使用することが決定している。
菅田小学校は学校施設としての用途が廃止されるため、横浜市は菅田小学校跡地を活用する際の地域としての公共公益的な意見を整理する必要があると判断。そこでこのたび、自治会町内会や学校PTA、学校開放関係者、放課後キッズクラブ関係者、地域福祉関係者などからなる「菅田小学校跡地利用検討委員会」を立ち上げた。
ゼロベースで
第1回検討委員会の冒頭、事務局を務める区の担当者が「跡地利用については、用途の廃止とともに一度白紙に戻してから検討してもらいたい」と市のスタンスを説明。「どのような施設を建てるのかではなく、地域としてその場に必要な役割、機能について掘り下げてもらいたい」と委員に呼びかけた。
委員からは「地域の要望をしっかりきいてほしい」「地域防災拠点として機能していたので無くなるのは不安だ」「ワークショップを行うのならば、アンケートを実施してからにしてもらいたい」などの意見が上がった。小池委員長は「地域性や5年後をイメージした利用方法を考える必要がある。委員には忌憚のない意見を出してもらい、意義のある会にしていきたい」と話した。
検討委員会は5回をめどに実施。来年度以降、まとめられた提案などを参考に庁内調整を進め、市としての活用方針を決定していく予定となっている。
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