2018年の神奈川区内の振り込め詐欺被害額が県内ワースト2位だったことを受け、区は65歳以上のみの世帯などに、自動通話録音装置を無償で貸し出す取り組みを始める。申し込みは10月18日まで。申請数が140台を超えた場合は抽選となる。
予算100万円
警察と連携して振り込め詐欺撲滅に取り組む区はこのほど、100万円を投じて固定電話に接続するタイプの自動通話録音装置を無料で貸し出す取組をスタートさせた。
対象は、65歳以上のみの世帯(一人暮らしを含む)または、同居している人が勤務などで不在のため日中は65歳以上のみの世帯。貸し出しは140台。申請数が貸し出し台数よりも上回った場合は抽選となる。
区役所ホームページでダウンロードするか区役所本館5階地域振興課でもらえる申請書に、本人確認書類の写しを添付し、神奈川区役所地域振興課へ持参するか郵送して申し込む。受け付けは10月18日消印有効。貸し出しの可否は10月下旬ごろ郵送にて。申込み・問い合わせは同課【電話】045・411・7095。
被害額2億5700万円
2018年の区内の振り込め詐欺の被害額は約2億5700万円。金額は過去最大、県内市区町村でワースト2位を記録した。今年に入ってからも被害件数は増加傾向にあるという。
大部分が固定電話
振り込め詐欺の大部分は家の固定電話にかかってくる。神奈川警察署では最も有効な対策として「迷惑電話防止機能付き電話機への変更」を推奨している。犯人が電話をしてくれば、呼び出し音を鳴らす前に「この通話内容を録音します」と告げるなど、犯人が最も嫌う機能を有している優れもので、設置後の被害は報告されていないという。「わずかな負担で多くの資産を守れます。ぜひ試してください」と設置を呼びかけている。
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